記事を読んで、オレは血の気が引いたよ。
「首都圏3000万人の避難回避も福島第2原発の爆発回避も奇跡だった」
現地視察した国際原子力機関(IAEA)調査団は、
「奇跡」という言葉を持ち出してねぎらった。
「もし発生が翌日の土曜日だったらと思うとぞっとする」
福島第2原発の増田尚宏所長は証言した。
福島第1原発の4号機の使用済み核燃料プールは
溶融直前に4号機内で起きた水素爆発の衝撃で
核燃料プール横の別なプールの水が偶然に流れ込み危機を免れた。
首都圏の3000万人が避難を強いられる目前だった。
福島第1原発の2号機では、
隣接する1号機の水素爆発の衝撃で
原子炉建屋の窓が偶然開いたことで水素が排気されて
建屋内の爆発が回避された。
もし4号機プールが空だきになって、2号機も爆発していたら、
日本は終わっていた。
「玄海原発の原子炉の鋼材は不純物だらけでヤバい」
「玄海原発1号炉は、日本一危険な原子炉」
原子炉は、常に炉心から放出される中性子が炉壁に当たっている。
金属は中性子を浴びると粘りが無くなり硬く脆くなり
急激な温度差を与えるとパリンと割れる。
放射線脆性遷移温度は、
1976年に35℃だったのが、1980年には37℃に
1993年には56℃になり
2009年の検査結果では、ついに98℃にまでなってしまった。
98℃って沸騰したお湯の温度だろ???
沸騰しているお湯の温度までしか冷やさなくても
パリン!!って割れてしまう危険を秘めている。
しかも、ソレは2009年の話し。
今はもう既にアト何日かで2011年も終わろうとしている。
放射線脆性は2009年から更に何段階も進んでいるのは間違い無い。
さて、事故がおきました、電源も喪失しました。
冷却水が沸騰してきました。
でも、温度を急激には下げられません。
いったいドーなるのだろうか。
ナベでグツグツとお湯が沸き立っているのに
急には火を止められないのだよ。
九電は、「運転中は温度は急激に下がらないから大丈夫♪♪♪」
とかって、ワケのワカランイイワケを言っている。
アホか!!!
原子炉が正規の方法ではコントロール出来なくなった時に、
如何にして冷温停止させるコトが出来るかが
安全か危険かの分かれ目だろーがよ。
緊急時には早急に温度を下げるコトが急務であるコトは
福島第一の事故で証明されている。
福島第一の事故でも非常用復水機を停止させたのは
急冷による原子炉の破損を恐れたから
なんて話しも出てるよね
冷却水が沸騰するような温度を保ちながら
冷却水を減らさずに徐々に水温をコントロールするコトが
ブラックアウトしたような緊急時に問題なく可能である。
と思える自信はドコから来るのだろう。
しかも、
玄海原発1号機の原子炉は
放射線脆性にさらに輪をかけてマズイ事実が発覚している。
玄海原発の原子炉は、
建設当時の製鉄技術のレベルが今よりも低くて
材料の鋼材は不純物だらけで、
現代の技術で精錬された鋼材よりも
レベルの低い鋼材が使われているンだそうですよ。
今現在、玄海原発は、
簡単にひび割れ、破断してしまう恐れが高い状態にある。
緊急時に冷却すると圧力容器が損傷する。
緊急時になっても緊急に冷却が出来ない。
実は、メルトダウンした福島第1原発より、停止した浜岡原発より、
玄海1号炉の方がはるかに危険性が高いのである。ソレを知ってても無関心を気取れるんか???
オマエらよ。
ソレを知ってもまだ無関心を気取るんか???
オマエらはよ。
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