Hungerstrike for the futuer without nukes 2011.9.14
声明文
福島第一原子力発電所の事故で多くの方が故郷を追われ、
また、暮らしそのものを奪われました。
この原発事故が収束するまで、
放射能が大気中と大地と海に垂れ流しにされます。
一度事故が起きてしまったら取り返しがつかなく、
誰も責任が取れないことが明確になりました。
それだけではなく、
原発は事故が起きなくても大量の温廃水などで自然環境を破壊し、
何万年も管理しなくてはいけない大量の核のゴミを生みだします。
私たち若い世代には、
すでに日本の54基の原発が生んでしまった、
半永久に消えることない核のゴミと
福島原発から漏れ続けている放射能を残されてしまいました。
しかし震災後も、
新規立地計画されている上関原発建設予定地では、
休みなく原発建設のための環境調査工事を進めています。
泊原発も国民になんの説明もなく営業運転を始めてしまいました。
私たち若い世代は、原発の負の遺産をこれ以上背負いたくありません。
そして最も放射能の影響を受ける子どもたち、
その子たちに繋がっていく命に、
これ以上の負の遺産を残したくありません。
私たちは命の糧となる自然や、
命そのものを大切にすることを政策に反映してもらうように請願し、
ハンガーストライキを10日間行います。
これは、これからこの地球で生きていく私たちの願いです。
請願内容
内閣総理大臣 野田佳彦 様
経済産業大臣・原子力経済被害担当大臣 枝野幸男 様
文部科学大臣 中川正春 様
外務大臣 玄葉光一郎 様
環境大臣・原子力発電所事故収束及び再発防止担当大臣
内閣府特別担当大臣(原子力損害賠償支援機構) 細野豪志 様
関原発をはじめとする新規建設計画を白紙撤回してください。
放射線量が高い、福島県内や周辺の県に住む方々の
健康管理や避難後の生活面での保障、
また事故による損害の補償を行なってください。
各原発の再稼働を検討する前に、
原発事故の危険性と事故の責任の取り方を全国民に説明してください。
福島第一原発のような悲劇を、他国で繰り返さないため、
原発輸出はやめてください。
原発、もんじゅ、再処理工場など全ての原子力施設の廃炉と
省エネ・自然エネルギーの社会に向けた方針へ転換してください。
以上
【請願者】
山口県上関町民 岡本直也(20)
千葉県民 米原幹太(21)
愛知県民 関口詩織(19)
大阪府民 竹之下惟基(22)
大阪府民 松村元(20)
兵庫県民 釣琴美(27)
和歌山県民 田中希(17)
大阪府民 岡野朱里(19)
兵庫県民 児島げんき(18)
和歌山県民 深尾明加(18)
東京都民 高橋雄也(20)
東京都民 佐倉直人(20)
兵庫県民 後藤樹声(16)
兵庫県民 児島いのり(20)
兵庫県民 谷幸穂(18)
山口県民 東条雅之(27)
埼玉県民 須賀紗彩(20)
東京都民 河野夢以(18)
東京都民 藤原皓平(28)
埼玉県民 内田麻美(27)
大阪府民 久保陽平(18)
兵庫県民 児島こころ(22)
東京都民 山本雅昭(22)
宮城県民 清水るか(17)
以上、24名
4人の若者が、霞ヶ関の経産省前で10日間のハンガーストライキを行った。
彼らは水と塩だけで10日間を過ごした。
今日が最終日。
ハンストを行っている4人のうちの1人の「どっきょ君」は
3.11のあと母親と共にアメリカに避難したんだそうだ。
そして、避難先のアメリカから日本の状況を見ていて、
「とんでもないことになっている」と、
「日本のことが心配で心配でたまらなくなった」んだそう。
せっかく避難したアメリカから帰国して
さまざまに情報を集め、
いろんな人と出会い、
今回のハンストに至ったという。
ナンとコメントしようか・・・。
書いては消して、書いては消して・・・。
ナニ書いても彼らの思いの前には陳腐に思えてくる。
彼らの前で、彼らの眼を見て、胸を張って語り合えるような大人でありたい。
この国に彼らのような子供達が居るコトを誇りに思う。
そして、彼らのような子供さん達を育てられた親御さん達に敬意を表します。
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