6Vのネ申より依頼を受けたSS50のEgのオーバーホール。
オレは今までに、カブ系Egはイヤと言う程バラして来たけど、
SS50のオリジナルのEgの分解経験は少ない。
オレがモンキーをマヂメに触り出した頃は、
既にSS50のEgには高値がついていて、
気軽に手に入れられるモノでは無かった。
(まぁ、今程のキチガイ価格では無かったけどねwww)
だから、オリジナルのSS50のEgをバラした経験は数える程しか無い。
今回は、「初期型のSS50の車輌から降ろしたEg」というコトなので、
この機会に、貴重な初期のSS50のEgを検証してみようと思う。
アルミシリンダー、ビッグフィン、センター留め5速、42度ジェネ
SS50の初期型の大きな特徴と言えばソンなトコロか・・・。
一応、このEgは、SS50初期型の特徴はクリアしているようだ。
ビッグフィンヘッドは、丸いカムカバー上のフィンの枚数が一枚多い。
インテークポートは70ヘッド並みの大きさだ。
ヘッドの空気の取り入れ口が、通常のヘッドの3倍位ある。
ヘッドの空気の取り入れ口の上側に2枚のクーリングフィンがある。
通常のヘッドはココにはクーリングフィンは無い。
そして、コノ画像を観て、ピンと来たヒトは「鋭い」。
が、今は「そのコト」には触れないでおく・・・www。
ビックフィンの中でも、初期型の特徴である「ロングフィン」
二枚のクーリングフィンがヘッド先端まで伸び出ている。
後期型は、このクーリングフィンが途中でカットされているのだ。
ココでオレの常識を覆す事態が・・・。
初期型のロングフィンヘッドに「M4」刻印が・・・(汗。
今まで初期型のロングフィンヘッドは、
「M1」と「M2」刻印しか確認出来ていなかったので、
「初期型」のロングフィンヘッドは、
「M1」と「M2」刻印しか存在しないと思っていた。
今回の初期ヘッドの「M4」刻印の存在は新発見である!!!(@@)!!!
となると、今まで「M刻印」の数字で前期後期を分けていた
「常識」が「覆された」というコトか!!!
ああ!!恐ろしき「HONDA地獄」・・・。
もうナニを信じてイイのかオレにはワカラン・・・orz
HONDAは、ドコまでオレを苦しめれば気が済むんだョ・・・(TT)
クーリングフィンが長くなったので、共鳴防止??補強???
クーリングフィン同士を丸い柱で繋いでいるのもビッグフィンの特徴。
お!!♪♪ SS50の初期型はZ50Mの初期と同じで、
カムカバーの貫通ボルトが無刻印だね♪♪♪
初期のSS50のシリンダーはアルミ製。
台乗せの49ccの鋳出しが当時物オリジナルの証である。
「M2」の刻印も確認出来る。(ココは初期の常識通りww)
シリンダーの裏側には〇にHのマーク。
コレは「部品取りに」と、6Vネ申が同じく持ち込んだ
SS50後期と思われるヘッドとシリンダー。
この向きだとヘッドの形状の違いは解らない。
シリンダーは、台乗せの49ccだが鉄製である。
コチラ側から観ると、違いが良く判る。
2枚のクーリングフィンが半分位の位置でカットされている。
前期ヘッドの画像と見比べて観て貰えば一目瞭然である。
鋳出しは「M4」だ。
後期だから「コレ」で「常識」なんだが・・・。
後期もクーリングフィンは「丸柱」で繋がれている。
モチロン「下フィン」も2枚ある。
まぁ。後期のヘッドは、「CL50の初期型」と同じだから、
初期型程の価値は無い。
上記の記実内容は間違いです。
SS50もCL50も発売年が同じですので、
CL50にもSS50と同様のロングフィンヘッドが存在すると推測出来ます。
今の時点(2010年10月10日現在)ではまだ、
CL50のロングフィンヘッドの存在は確認出来ておりませんが、
事実関係を確認出来次第、追記載する予定です。
間違った情報を記載したコトを、ココに御詫びすると共に、
謹んで訂正させて頂きます。m(_ _)m
初期の「M1」刻印のモノは、「Y部品のヘッドに酷似している」
ナンていう話しが、以前にモンクルに載っていたけど、
「ネタ元」がネタ元だけに、信憑性がネェ・・・www。
「M1」のヘッドは持ってるけど、「M2」と大差無いもんなぁ・・・。
まぁ、オレは「Yパーツ」のヘッドは持ってないからさ、
ホントーのトコはワカンナイからね。
やはり、現物を「コノ眼」で確かめないコトには、
テキトーなコトは言えないのでアリマスョwww。
初期型のジェネレーターは「三菱」
FAZ-IK8L
8の部分は手打ちで刻印してあって色々あるみたい。
ウチにある6個の三菱は2か9だった
数字の違いでナニか違うのかはワカラン。
「G-7」の刻印が確認出来る。
コレも色々あるみたいだ。
「H-〇」とか「F-〇」とか
数字の違いでナニか違うのかはワカラン。
スプロケットは「センター留め」だ。
本来はキャップボルトでは無く、6角ボルトだ。
初期だから「無刻印」かもしれない。
後期は「8ネジ」が使われている筈である。
トメトメ下カンマの0.7
「ツノ付き」だ。
Egナンバーはシールタイプ。
残念ながら、番号は消えてしまっている。
シールタイプのEg番号は、
パーツクリーナーやガソリン等で簡単に消えてしまうので
取り扱いには細心の注意が必要である。
ケース本体にツノは無い。
オレが所有する初期のSS50のEgは「片ツノ」なので、
このEgは、初期型の終わりがけの頃のEgなのかもしれない。
ちなみにオレが所有する初期のSS50のEgは「M2ヘッド」である。
ケースブリーザーは、ケーストップには無い。
ケーストップにブリーザーが付いたのは「モンキー」が初だって知ってた???
SS50は「ヨコチンブリーザー」
「ヨコチンブリーザー」は、オイル容量を正確に守りましょう♪♪♪
以上、ザっとではあるが、初期型SS50エンヂンの特徴を紹介してみました。
「観察力」の「鋭い方」は気が付いたと思うが、
残念ながら、コノEgは分解歴がある。
ソレも、かなりイイカゲンな輩の手で組立られている。
(4枚目の画像参照)
Eg自体は車載状態の時に必死で洗ったんだろう。
パッと観はソコソコ綺麗ではあるが、
ブラシが入らないステップが付いていた所やフィンの奥などは、
ゴッテゴテのヘドロ状態の油の塊がコッテリ付いている。
オイルゲージ穴からの臭いを嗅いでみると、強烈な酸化臭がする。
おそらく、内部の状態もソートーなモノであろうと推測出来ます。
分解するのが楽しみだなぁ・・・www。
ロングフィン、M5も有りますよ、燃焼室は鉄。
返信削除M4も鉄かも?
M3はまだ見た事ないです・・・・
M1・M2ヘッドとロングフィンの形状が違うかもしれませんよ。
>soenoさん
返信削除おお!!流石ヘッドキ〇ガイwww。
貴重な情報を有難う御座いますm(_ _)m
さっそく見比べてみるとします♪♪♪
このたびはウチの子(爆)がお世話になっとりますw
返信削除郵便受けの下に半年ほど放置プレイしといたんですが、
郵便局員も新聞配達員にも興味なかったようですね。
おんなじ様なエンジンのバイクに乗ってんのに。。。(^^;
んで、降ろしてよかったってのが現時点での想いです。
中身はコテコテのドロドロ状態なんでしょうね・・・(TT
>まぁ。後期のヘッドは、「CL50の初期型」と同じだから、
返信削除>初期型程の価値は無い。
ホンダの二輪製品の歴史を見ると
SS50・CL50共に発売は67年2月です。
って事はCL50にも?(笑)
>ネ申なモロさん
返信削除あい、バラして正解でしたwww。
中身観て泣きそうです・・・(TT)www。
>ヘッドキ〇ガイのソエノさん
返信削除エ゛っ?? マヂ???・・・。
慌てて「金本」見てみたら、
確かにドッチも67年発売で御座いました。
今まで、CLは一年遅れの発売だと思い込んでおりました・・・orz
ナニかの文献で一年遅れの発売と見た記憶があるンすが・・・。
またしてもオレの記憶がアテにならないコトが
白日の下に晒されてしまいましたデスwww。
今まで、SS50のEgよりも多くのCL50のEgを見てきましたが、
たまたま全部後期タイプのヘッドだったので、
余計に思い込んでしまったのかもしれません。
間違った情報を垂れ流すトコでした・・・(爆汗
謹んで、情報を訂正させて頂きます。m(_ _)m