2012年1月20日金曜日

新聞にガイガーカウンターの広告は載せられないらしいよ





関東方面でセシウムの降下量が増えているという報告が出ています。


子供さんには雪遊びはさせない方が良いと思われます。



本日の愛知県春日井市は雨

放射線量は

地上1mで0.13μsv/h

地上5cmで0.13μsv/h

風通しの良い屋根つきのコンクリート

SOEKS-01Mで各10回計測×3の平均値。

Co-60補正(×0.774)済です。



「緊急時に冷やせない原発」

本来、溶接というのは溶接する部分を不活性ガスで覆い
空気を遮断して行わなければならない。

その辺がシビアなチタンのマフラーなどは
パイプの中にもガスを流し込んで溶接したり
ガスを満たした容器の中で溶接したりする。
そうしないと綺麗につかなかったり
溶接した部分が脆く割れ易くなったりするからだ。

原子炉格納容器はどうだろうか?
あれほどの巨体なモノを
不活性ガスで満たした空間で溶接するのは不可能だ。

ということは、酸化の少ない良質な溶接を行うのは不可能だというコトになる。

ましてや60年代に施工の始まった原発には「電食」の概念すらも無かったそうだ。


そして更に問題なのは

「中性子脆化」

例えばだ。

ガラスを思い浮かべて欲しい。

ガラスを炉で温めて溶かして薄く延ばしてみる。

そしてソレを徐々に冷やしていく
少しずつ少しずつ・・・。

そーすると、
ある一定の温度までは柔軟性をもっていて
曲げたり伸ばしたりも出来るし
衝撃等で割れたり砕けたりてしまうコトは無いのだけれど
ある温度を過ぎると固まり始め
いずれ衝撃等で割れたり砕けたりするほど硬く脆くなる。

そしてガラスは熱を持たせたところを急激に冷やすと簡単に割れる。

程度の差はあるが、基本的に鉄もガラスと同じ

温めると柔らかくなり冷やすと硬くなる。

程度の差はあるが、熱を持たせ急冷させれば割れてしまう。

ただ鉄の場合はガラスと違い、
ある程度の粘りもあるし、温度の許容幅も格段に広い。

だから常温で曲げたり叩いて伸ばしたりの加工が出来る。
真っ赤になるまで赤らめて急冷しても冷水温程度なら割れたりはしない。

だが「中性子脆化」はその許容の程度の差を、恐ろしいほどに低くする。
金属をガラスのように脆くさせるのだ。


玄海原発1号機の脆性遷移温度は80度。

緊急事態(事故)が起こっても
原子炉の温度を80度以下には下げられない。

地震が来ようが津波が来ようが
慌てて温度を下げるコトは出来ない。

そして、原子炉を停止させたとしても、
地震等何らかのアクシデントで格納容器が破損されることを防止する為に
常に90度近辺に温度を保たねばならない。

常温には下げられないのだ。

今直ぐ廃炉にしたとしても
常に90度近辺に温度を保つという状態を30年近くも続けなければならない。


ソンなモノを「安全だ」と言うヤツラは正気の沙汰では無い。

ソンなモノを「必要だ」と言うヤツラは狂っている。













0 件のコメント:

コメントを投稿