2011年8月2日火曜日

原発なんて全部停めますよ。あたりまえじゃないですか。なにいってんですか。





本日の愛知県春日井市は雨

放射線量は

地上1mで0.13μsv/h

地上5cmで0.14μsv/h

降雨により何時もの計測場所より5mほど移動しています。

屋根つきの風通しの良いコンクリート

SOEKS-01Mで各10回計測の平均値。

Co-60補正(×0.774)済です。





児玉龍彦教授の国会での演説が次々に削除されている模様。

今確認したら、ウチでUpしたYoutubeも削除されていました。

有志の方が個人サーバーにて保管している画像をUpしてくれています。

まだ御覧になっていない方は、是非この映像を観て

御自分で御自分の未来を考えてみて下さい。



児玉教授の命をかけた演説




文字起こしサイトも削除の対象になっているようで
何箇所かのブログの記事が削除されたようです。

誰が何の為にやっているのか 何の権限でソンなコトが出来るのか
オレには詳細はワカリマセンが、

もしウチのブログやこの記事が削除されたりしたら、
何らかの権力の横暴で消されたと思ってください。


消せるものなら消してみろ!!!













2011年7月27日衆議院厚生労働委員会 
 児玉龍彦教授発言
 「放射線の健康への影響について」



私は東京大学アイソトープ総合センター長の児玉です。
3月15日に、大変に驚愕しました。
私ども東京大学には27箇所のアイソトープセンターがあり、
放射線の防護とその除染などの責任を負っております。

私自身は内科の医者でして、
東大病院の放射線の除染などに数十年関わっております。

まず3月15日の午前9時ごろ、
東海村で5マイクロシーベルトという線量を経験(観測)しまして、
それを文科省に第10条通報ということで直ちに通報いたしました。

その後東京で0.5マイクロシーベルトを超える線量を検出しました。
これは一過性に下がりまして、
そのあと3月21日に東京で雨が降り0.2マイクロシーベルト等の線量が降下し、
これが今日までの高い線量の原因になっていると思っております。
この時に
枝野官房長官が、「さしあたり健康にあまり問題がない」
ということをおっしゃいましたが、
私はじっさいにこの時にこれは大変なことになると思いました。

なぜなら現行の放射線の障害防止法というのは、
高い線量の放射線が少しあることを前提にしています。
このときは総量はあまり問題ではなくて、個々の濃度が問題になります。

ところが今回の福島原発の事故というのは、
100キロ圏で5マイクロシーベルト、
200キロ圏で0.5マイクロシーベルト、
さらにそれを越えて、
足柄から静岡のお茶にまで汚染が及んでいることは、
今日、すべてのみなさんがご存じの通りであります。

われわれが放射線障害をみるときには総量を見ます

それでは
政府と東京電力は、
いったい今回の福島原発事故の総量が
どれぐらいであるか
ハッキリとした報告は全くしていません。

そこで私どもは
アイソトープセンターの知識をもとに計算してみますと、
まず熱量からの計算では
広島原爆の29.6個分に相当 
するものが露出しております。
ウラン換算では20個分のものが漏出 
しています。

さらにおそるべきことにはこれまでの知見で、
原爆による放射能の残存量と、
原発から放出されたものの残存量は
1年経って、
原爆が1000分の1程度に低下するのに対して、
原発からの放射線汚染物は
10分の1程度にしかならない。

つまり今回の福島原発の問題はチェルノブイリ事故と同様、
原爆数十個分に相当する量と、
原爆汚染よりもずっと大量の
残存物を放出した  
ということが、まず考える前提になります。

そうしますと、我々はシステム生物学という
システム論的に物を見るやり方でやっているのですが、
総量が少ない場合には、
ある人にかかる濃度だけを見ればいいです。
しかしながら総量が非常に膨大にありますと、
これは粒子の問題です。

粒子の拡散というのは、非線形という科学になりまして、
我々の流体力学の計算ではもっとも難しいことになりますが、
核燃料という物は、砂粒のような物が、
合成樹脂のようなものの中に埋め込まれております。

これがメルトダウンして放出されるとなると、
細かい粒子がたくさん放出されるようになります。

そうしたものが出てまいりますと、
どういうことがおこるかというのが今回の稲藁の問題です。

例えば、岩手の藤原町(注)では、
稲藁5万7千ベクレルパーキログラム、
宮城県の大崎1万7千ベクレルパーキログラム、
南相馬市10万6千パーキログラム、
白河市9万7千パーキログラム、
岩手6万4千パーキログラムということで、
この数値はけして同心円上にはいかない。

どこでどう落ちているかということは、
その時の天候、また例えば
その物質が水を吸い上げたかどうか、
にかかります。

今回の場合も、私は南相馬に毎週行っています。

東大のアイソトープセンターは
現在までに7回の除染を行っていますが、
南相馬に最初にいったときには1台のNaIカウンターしかありません。
農林省が通達を出した3月19日には、
食料も水もガソリンもつきようとして、
南相馬市長が痛切な訴えをWEBに流したのは
広く知られているところであります。

そのような中で通達1枚を出しても
誰も見ることができないし、誰も知ることができません。

稲藁がそのような危険な状態にある
ということは、
まったく農家は認識されていない。

農家は飼料を外国から買って、
何十万という負担を負って、
さらに牛にやる水は実際に自分たちが飲む地下水に
その日から代えています。

そうすると我々が何をやらなければいけないのかというと、
まず汚染地で徹底的な測定ができるように保障しなければいけません。

我々が5月下旬に行ったときに、
1台しか南相馬になかったというけれど、
実際には米軍から20台の個人線量計が来ていました。

しかしその英文の解説書を市役所の教育委員会で分からなくて、
我々が行って、教えてあげて実際に使いだして
はじめて20個での測定ができるようになった。
それが現地の状況です。

それから先程から食品検査と言われていますが、
ゲルマニウムカウンターというのではなしに、
今日ではもっとイメージングベースの測定器が、
はるかにたくさん半導体で開発されています。

なぜ政府はそれを
全面的に応用してやろうとして、
全国に作るためにお金を使わないのか。
3カ月経って
そのようなことが全く行われていないことに
私は満身の怒りを表明します。


第二番目です。
私の専門は、小渕総理のときから
内閣の抗体薬品の責任者でして
今日では最先端研究支援ということで、
30億円をかけて、抗体医薬品にアイソトープをつけて癌の治療をやる、
すなわち人間の身体の中にアイソトープを打ち込むのが私の仕事ですから、
内部被曝問題に関して、一番必死に研究しております。

そこで内部被曝がどのように起きるか
ということを説明させていただきます。

内部被曝の一番大きな問題は癌です。
癌がなぜ起きるかというと、DNAの切断を行います。
ただしご存知のように、
DNAというのは二重らせんですから、
二重のときは非常に安定的です。

それが細胞分裂するときは、
二重らせんが1本になって2倍になり、4本になります。
この過程のところがもの凄く危険です。

そのために
妊婦の胎児、それから幼い子ども、
成長期の増殖の盛んな細胞に対しては、
放射線障害は非常な危険性を持ちます。

さらに大人においても、増殖の盛んな細胞、
例えば放射性物質を与えると、髪の毛に影響したり、
貧血になったり、それから腸管上皮に影響しますが、
これらはいずれも増殖の盛んな細胞でして、
そういうところが放射線障害のイロハになります。

それで私たちが内部に与えた場合のことで
知っている事例を挙げます。

これは実際には一つの遺伝子の変異では癌はおこりません。
最初の放射線のヒットが起こったあとに
もう一個の別の要因で、癌への変異が起こるということ、
これはドライバーミューテーションとか、
パッセンジャーミューテーションとか、
細かいことになりますが、
それは参考の文献をつけてありますので、
後で、チェルノブイリの場合や、セシウムの場合を挙げていますので、
それを見ていただきますが、
まず一番有名なのはα線です。

プルトニウムを飲んでも大丈夫
という東大教授がいる
と聞いて、私はびっくりしましたが、
α線は最も危険な物質であります。

それはトロトラスト肝障害というところで、
私ども肝臓医は、すごくよく知っております。

要するに内部被曝というのは、
さきほどから何ミリシーベルトという形で言われていますが、
そういうのは全く意味がありません。

I131(ヨウ素131)は甲状腺に集まります。
トロトラストは肝臓に集まります。
セシウムは尿管上皮、膀胱に集まります。
これらの体内の集積点をみなければ
全身をいくらホールボディスキャンしても、
まったく意味がありません。

トロトラストの場合、これは造影剤でして、
1890年からドイツで用いられ、
1930年頃から日本でも用いられましたが、
その後、20から30年経つと
肝臓がんが25%から30%起こるということが分かってまいりました。
最初のが出て来るまで20年というのが何故かと言うと、
トロトラストはα線核種なのですが、
α線は近隣の細胞を障害します。
そのときに一番やられるのは、P53という遺伝子です。

われわれは今、ゲノム科学ということで
人の遺伝子の配列を知っていますが、
一人の人間と別の人間はだいたい三百万箇所違います。
ですから人間を同じとして扱うような処理は
今日ではまったく意味がありません。
いわゆるパーソナライズドメディスンと言われるようなやり方で、
放射線の内部障害を見るときにも、
どの遺伝子がやられて、
どのような変化が起こっているかということをみることが、
原則的な考え方として大事です。

トロトラストの場合は、
第一の段階でP53の遺伝子がやられて、
それに続く第二、第三の変異が起こるのが20年から30年かかり、
そこで肝臓癌や白血病が起こってくる事が証明されています。

次にヨウ素131、
ご存知のように甲状腺に集まりますが、
成長期の集積がもっとも特徴的であり、
小児に起こります。

しかしながら1991年に
最初、ウクライナの学者が甲状腺癌が多発しているというときに、
日本やアメリカの学者は、
ネイチャーに、これは因果関係が分からない
ということを投稿しております。
なぜかというと1986年以前のデータがないから
統計学的に有意だということが言えないということです。

しかし統計学的に有意だ
ということが分かったのは、20年後です。

20年後に何が分かったかというと、
86年から起こったピークが消えたために、
過去のデータがなくても因果関係がある
ということがエビデンスになった。

ですから疫学的な証明というのは非常に難しくて、
全部の症例が終わるまでだいたい証明できないです。

ですから今、われわれに求められている 
子どもを守るという観点からは
全く違った方法が求められます。

そこで今、行われているのは
国立のバイオアッセー研究センターという
化学物質の効果を見る、福島昭治先生という方が
チェルノブイリの尿路系に集まるものを検討されていまして、
福島先生たちが、ウクライナの医師と相談して
500例以上のある症例を集めています。

前立腺肥大のときに手術をしますと膀胱もとれてきます。
これを見まして検索したところ、
高濃度の汚染地区、尿中に6ベクレルパーリットルと微量ですが、
その地域ではP53の変異が非常に増えていて、
しかも増殖性の前癌状態、
我々から診ますと、P38というMAPキナーゼと、
NFカッパーBというシグナルが活性化されているのですが、
それによる増殖性の膀胱炎というのが必発性でありまして、
かなりの率で上皮内の癌が出来ているということが報告されています。

それでこの量に愕然といたしましたのは、
福島の母親の母乳から2~13ベクレル、
7名から検出されているという報告が既にされている事であります。
我々アイソトープ総合センターでは、
現在まで毎週だいたい4人ぐらいの所員を派遣しまして、
南相馬市の除染に協力しております。

南相馬でも起こっている事は全くそうでして、
20キロ、30キロという分け方は
ぜんぜん意味が無くて、
幼稚園ごとに測っていかないと全然ダメです。

それで現在、20キロから30キロ圏にバスをたてて、
1700人の子どもが行っていますが、
実際には南相馬で中心地区は海側で、
学校の7割は比較的線量は低いです。

ところが30キロ以遠の飯館村に近い方の学校に
スクールバスで毎日100万円かけて、
子どもが強制的に移動させられています。
このような事態は
一刻も早くやめさせてください。

今、一番その障害になっているのは、
強制避難でないと補償しないということ。

参議院のこの前の委員会で
当時の東電の清水社長と海江田経済産業大臣が
そのような答弁を行っていますが、これは分けて下さい。

補償問題と線引の問題と、
子どもの問題は、ただちに分けて下さい。

子どもを守る為に
全力を尽くすことを是非お願いします。

それからもう一つは、現地でやっていて思いますが、
緊急避難的除染と恒久的除染を
ハッキリ分けて頂きたい。

緊急避難的除染を我々もかなりやっております。
例えば図表にでています滑り台の下、
ココは小さい子どもが手をつくところですが、
滑り台から雨水が落ちて来ると毎回ここに濃縮します。
右側と左側にずれがあって、
片側に集まっていますと、平均線量1マイクロのところですと、
10マイクロの線量が出てきます。
こういうところの除染は緊急にどんどんやらなくてはなりません。

またコケが生えているような雨どいの下、
これも実際に子どもが手をついたりしているところなのですが、
そういうところは、高圧洗浄機を持って行ってコケを掃うと
2μsv/hが0.5μsv/hにまでなります。

だけれども、0.5μsv/h以下にするのは非常に難しいです。
それは建物すべて、樹木すべて、
地域すべてが汚染されていますと、
一か所だけを洗っても
全体を下げることは非常に難しいです。

ですから除染を本当にやるときに、
一体どれぐらいの問題がかかり、
どれぐらいのコストがかかるかといことを
イタイイタイ病の一例であげますと、
カドミウム汚染地域、だいたい3000ヘクタールなのですが、
そのうち1500ヘクタールまで現在、
除染の国費が8000億円投入されています。

もしこの1000倍ということになれば
一体どれだけの国費が必要になるのか。

ですから私は4つのことを緊急に提案したいと思います。

第一に国策として、食品、土壌、水を、測定していく。
日本がもっている最新鋭のイメージングなどを用いた機器を使って、
半導体のイメージング化は簡単です。
イメージング化して流れ作業にしていくという意味での
最新鋭の機器を投入して抜本的に改善してください。

これは今の日本の科学技術でまったく可能です。

二番目。
緊急に子どもの被曝を減少させるために、
新しい法律を制定してください。

私の現在やっていることは全て法律違反です。
現在の障害防止法では、
核施設で扱える放射線量、核種などは決められています。
東大の27のいろいろなセンターを動員して
南相馬の支援を行っていますが、
多くの施設はセシウム使用権限など得ていません。

車で運搬するのも違反です。
しかしお母さんや先生たちに
高線量の物を渡してくるわけにはいきませんから、
今の東大の除染では、全ての物をドラム缶に詰めて
東京にもって帰ってきています。
受け入れも法律違反、すべて法律違反です。
このような状態を放置しているのは
国会の責任であります。

全国の国立大学のアイソトープセンターには、
ゲルマニウムをはじめ最新鋭の機種を持っているところはたくさんあります。

そういうところが手足を縛られたままで、
どうやって、国民の総力をあげて
子どもを守れるでしょうか?

これは国会の完全なる怠慢であります。

第三番目、
国策として土壌汚染を除染する技術に、
民間の力を結集して下さい。

これは例えば東レとかクリタだとかさまざまな化学メーカー。
千代田テクノルとかアトックスというような放射線除去メーカー、
竹中工務店などは、放射線の除染に対して
さまざまなノウハウを持っています。
こういうものを結集して、
ただちに現地に除染研究センターを作って、
実際に何十兆円という国費をかかるのを、
今のままだと
利権がらみの公共事業になりかねない
という危惧を私は強くもっています。

国の財政事情を考えたら、そんな余裕は一瞬もありません。
どうやって本当に除染をやるか。

七万人の人が
自宅を離れて彷徨っているときに
国会は一体何をやっているのですか!!!!!















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