2011年12月20日火曜日

農家の婿のツブヤキ



福島で農業が出来ると考えるのは勝手ですが、
正解は「出来るところと出来ないところがある」ですよ。

例えばウチは、数値的にチェルノさんでいう移住ゾーンに足を突っ込んでいて、
原発の技術者さんには管理区域の法令基準値4ベクレルは越えてると思います。と言われ、
平時にゃ防護マスクしなきゃいけないエリアで
非常時だからつって農業出来るぜ!(キリッ ってやられても正直困る

安全基準がどうのこうの言ってもですね、
放射性物質なんて入ってないに越したことないんですわ、
そんで他県の多くのモノは入ってないんすわ。
同じ値段で並べられたらどっちを買うよ?っつー話です。
数字だけ見てりゃ気付かないかも知れないですがね、
福島の現状とはそういうこと

基準値超の米が出た地域は
そんなウチの地域の数倍の土壌汚染なところでね、
作れー 暫定基準値は安全だー コワイ派テラバロス とか言われてもさー。
作り手側としちゃ結構怖いよ。 
ちなみに作付した人しなかった人、両方ともそれぞれ悩んでますから。

土壌の汚染具合は2500~17000ベクレルです。
最終的に3分の1以上の田んぼが5000超え

正直、安全だ危険だ、罵り合いや見下し合いが本当にワケわからん。
専門家で意見が分かれるという通説未確立状態で、
ただ単に素人がどっちの言い分を信じるかというだけの状態なのに。
反原発だ御用学者だ言ったところで、
答えが明確ではないからエライことになってる

混沌状態だからこそ立場によって選択肢も変わるし、
ヒステリックな母親の存在だって当たり前の話で、
それを馬鹿だなんだ言って何がどうなるというのか。
「神経質になって何が悪い!」なんて言葉は至極真っ当な言葉でしょう

当時、手元にあった判断材料を見て、
嫁に食わせたくない米を売りたくないと作付を断念して、
商売としてはやっていけないという確信の下廃業したんだ。
悔しくてしょうがないけど後悔なんかしてない。
ガセネタに騙されたとも思ってない。
僕は僕の立場から判断した






米の場合、移行係数は全く予測不能で
土壌の汚染をもとに作付を制限することはナンセンスである。

とのデータも出ているそうな。




















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