2011年3月28日月曜日

Accept the reality.




「本日の武田先生 気象庁は飛散予想は発表せよ」
http://takedanet.com/2011/03/372930_7c21.html


「核燃料損傷が進行か?」
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110328k0000m040110000c.html?inb=yt


「20000000ベクレルの汚染水移せず」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110328-00000033-mai-soci


「2900000000ベクレル」
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_nuclear_power_plant_4__20110328_33/story/20110328hochi007/


「海水のヨウ素濃度1850倍」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110328-00000034-mai-soci








放射性物質を吸って生きている牛の乳から放射性物質が検出されたのであれば、

アタリマエだが同じ空気を吸い込んでいるニンゲンも差別無く汚染されている。

だから屋内退避指示ってのが出るワケ。

その屋内退避指示が妥当なのかドーかは別問題だけど。



「牛は草を食べてるから汚染の度合いが大きいんだ」と

隠蔽御用学者さんは言うけれど

道端で2650000ベクレルものセシウムが検出されるような場所に

「オマエが住んでみろ」と、オレは言いたい。

この状態が原発事故が終息するまで続くンだぞ???

ヨウ素の半減期が短いコトばかり強調するけれど、

セシウムの半減期が永く、土壌に蓄積されていくコトは言わない。

確かにセシウムは体からは比較的早く抜け出るかもしれないけれど、

抜け出たセシウムが無くなるワケでは無い。

ションベンやウンコに混ざったセシウムはドコへ???



地べたに落ちた放射性物質は雨で流れりゃ川や海が汚染される。

雨が降らなきゃドンドンその場に積もっていく。

塵となって何度も何度も体の中に入って来て、

その度に内部からも被爆するワケだ。



半減期の短いヨウ素にしたって、

原発からの放出が止まらない限り、

つぎつぎと新鮮なヨウ素が空から降りそそいでくる。

原発事故が終息するまでソレが続く。



じゃあ、早く原発事故を終息させればエエぢゃん。



確かにその通り。

原発事故が終息すれば、とりあえず放射性物質の飛散を防ぐ事が出来る。



では、原発事故の終息ってのは、どの様なプロセスを辿るのか。



調べてみてオレは愕然とした・・・。




とりあえず放射性物質の飛散を最小限に抑えるためには、

燃料棒の温度を下げないとイケナイ。

今必死でやってるのはココ。



順調に作業が進み、ポンプが復活したとしても、

全ての熱を持った核燃料棒の温度を下げるには

短くとも3~5年はかかるといわれている。

全ての熱を持った燃料棒の温度が下がるまでは

何も手が付けられない。



めでたく3~5年で燃料棒の温度を下げられたとしてだ、

次は水素爆発で壊れた巨大なクレーンを修理しないといけない。


何故なら、原子炉の格納容器の蓋は150tもある。

そのクソ重い格納容器の蓋を開け、

更に圧力容器の蓋をこじ開けて、

崩壊しているだろう中の核燃料棒を

貯蔵プールに移さないといけない。


クレーンが正常に作業したとしても

取り出すには困難を極めるコトになるだろう。



それらの難問を全てクリアして初めて

「数千本」の核燃料棒が運び出せるようになる。



その「数千本」の核燃料棒をドコへ運び出すのかすらも

今は決まってはいないのだが・・・。



そうやってナンとか数千本の核燃料棒を運び出しせてやっと

ようやく原子炉をコンクリートなどで封じ込むことが出来るようになるのだ。



とても大雑把な言い回しだけど、

ド素人のオレが調べたトコでは、だいたいソンな感じである。



当然だが、その全てのプロセスの作業において作業員が被爆する危険がある。

当然だが、その全てのプロセスの作業が終了するまでは、

放射性物質が垂れ流されるワケだ。



今は、封じ込めドコロか熱を下げるコトすらマトモに出来ていない。

封じ込めが出来なければ、封じ込めるまで放射性物質の飛散は続く。


我々はその現実を知り、事実を受け止め、

覚悟を決めて、放射能に対して対処し、生きていかなければならない。



確かに、このまま全てが順調に行けば、

格納容器の爆発という一番最悪の事態は回避出来るのかもしれない。



でもソレは、一番最悪の事態が回避出来るだけなのだ。


























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