2010年7月4日日曜日

Killinger and Freund Motorcycle









車名:Killinger & Freund(キリンガー&フレウンド)

生産国:ドイツ(ミュンヘン)

製造年:1938年(試作のみ) 

2ストローク 3気筒 600cc 星型エンジン






1935年に、5人のドイツ人技術者がミュンヘンに集められ計画はスタートしました。

基本構成は1920年代にオートバイレースで活躍したMegolaの改良バージョンです。

完成には3年の歳月がかかりました。

排気量は、Megolaと同じ600ccですが、Megolaに比べると遥かに軽くて、構造も簡易でした。


製作にあたっては、スタイルを優先した流線型のフルカバードのボディデザインであることや、

前輪駆動であること、マルチシリンダーである事などが優先されました。






Megola








2ストローク3気筒エンジンは、トランスミッションもクラッチも前輪に組み込まれました。


新型のFWDは、古いMegolaのデザインから大きく改良された部分でした。

エンジンは軽量で、前輪側の総重量は50kg(110ポンド)程でした。

フロートニードルの無いキャブレターが開発され、

振動によって起こり得る問題も解決されました。

そして、軽量のバッテリ点火が採用され、信頼性と始動性を両立し、

エンジンが軽くなるというメリットもありました。








ディストリビュータとポイントはハブに配置しました。

技術者達は、セルスターターをも取り付けるつもりでしたが、

設計の古いMegolaの基本デザインに追加するのは不可能だったもようです。


3シリンダーの2サイクルエンジンは、Drehschieber(ロータリーディスクバルブ?)を使用しました。

混合気は通常通りの3個のクランク軸ハウジングの不圧によって吸い込まれます。

3個のシリンダの吸入タイミングはDrehschieber(ロータリーディスクバルブ?)によって決定されます。


ガソリンはフレキシブルホースを通してタンクからエンジンに流します。







エンジンは航空機のような星型エンジンとは違いました。

フライホイールは無く、3個のクランクが1個の大きなギヤに連動していました。

この構造は、可動部のバランスも申し分ありませんでした。

合金製のシリンダーヘッドがクーリングフィンとエギゾーストパイプを兼ねていました。

そしてキャストホイールのスポーク部分は冷却用ファンとして機能するように設計されました。


フロント・ブレーキはハブに内蔵されました。

2速のトランスミッションは、ディファレンシャルも兼ねていて、

slope-meshed gears(ヘリカルギア?)を採用しました。

クラッチはトランスミッションの正面に位置されました。

変速はケーブルで連動されたフットペダルよって操作します。





ボディは全て、管状の枠組みに薄鋼板でカバーされるかたちで造られました。


フルカバードの前輪と後輪、エアロダイナミクスなフロントフォークにフレームと燃料タンク。


それは当時の最先端であった流線型のレーシングカーの流れを汲むデザインでした。



フルカバードのボディでしたが、

すべての部分がメンテナンスの為に、簡単にアクセス出来るように工夫されています。

タイヤは簡単に取り外すことができました。

安全装置(キルスイッチのようなもの?)でエンジンをロックしタイヤを取り外します。



操縦自体は普通のオートバイに似ていましたが、

フロントフォークは垂直にテレスコピックさせるコトで、

フロントフォークがボトムした時もホイールベースが変化しない様に設計されました。


リアサスペンションは、チューブラ・フレームの下側にリンクが配置され、

メンテナンスフリーのラバースプリングに油圧ショックアブソーバーが採用されました。

シートにはサスペンションが装備され簡単に硬さを調整できました。



エンジンがダイナモ上でチェックされた後に、

Killinger and Freund Motorradは試運転されました。

総重量は135kg(297lb)。

このデザインは民需品生産のために計画されましたが、

第二次世界大戦が開戦になり、計画は中止されました。




1945年春に米国陸軍によって1台のKillinger and Freund Motorradが


ドイツ軍施設で発見されましたが、その後の詳細は解りません。








Killinger and Freund Motorcycle

http://greyfalcon.us/Killinger%20and%20Freund%20Motorcycle.htm















もし生産が続行されていたら、バイク版「ワーゲン」みたいになっていたンだろか・・・。


















三つの翻訳サイトと脳内変換機能を駆使して頑張ってみたけど、

エンジンの材質が云々のくだりなんかは、全く解らずギブアップ(><)www。

ミッションのくだりとかも殆どオレの想像www。

全てが適当に話半分以下で鵜呑みにしないやうにwww。


誰かビシっと訳して下さいませ・・・m(_ _)m

















英語って難しいなぁ・・・(><)

























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